日々トレ FXは過去検証の記録、分析もできるツールです

過去検証は記録に残すべき
書籍やトレード塾などでトレード手法を習った際、まず行うのが過去検証です。
その手法通りにエントリー、決済を繰り返した結果本当に勝てるのか?を過去チャートから検証する作業です。
過去検証のやり方は各人各様ありますが、どんなやり方にも共通して言える重要なことは
検証した各トレードを振り返りしやすい形で記録に残しておくこと
です。過去検証はやりっぱなしで終わりではいけません。
せっかく手間をかけて検証するのですから、その記録データをもっと有効活用しましょう。
記録を取るメリット
1.検証の精度を上げる
1回の検証作業で100%完璧なデータは取れません。抜け漏れや間違いは必ずあります。
「ルール通りだと思ってたけど、再確認したら××の条件が抜けてた…」
「ココ、ルールを満たしてるけど1回目の検証では見逃していた…」なんてことはよくあります。
抜け漏れがないか、間違いがないかを何度も確認し、その都度追加、修正する必要があります。
そのためにも記録データは取っておかなければなりません。
2.改善のためのアイディア探し
記録データを繰り返し振り返ることで新たな気づきが得られる場合があります。
例:「USDJPYでは特に勝ちやすい。」「エントリーが午前中に集中」
「直近高値/安値の近くでエントリーすると負けやすい」「トータルでは勝てるけど勝率が低い」など
勝ちやすい場面、負けやすい場面を見極めるスキルを養いましょう
日々トレ FXを使おう
過去検証の記録、振り返りには、トレード記録ツール 「日々トレ FX」が便利です。
主な特徴
- チャート画像が記録できる(操作も簡単、クリップボードから一発コピー)
- トレードにタグがつけられる(通貨ペア、手法、売買方向などなんでもOK)
- トレードの検索ができる
- 専用のエクセルテンプレートで勝率計算や資産曲線の作成などの分析ができる
本来は、リアルトレードを対象としたトレード記録ツールですが、使い方を少し工夫するだけで過去検証の記録が可能になります。
トレード記録ツール 日々トレ FXの一般的な説明ページはこちら。
日々トレ FXを知らない方はまずはこちらをご覧になることをお勧めします。
過去検証の記録、振り返り方法
使い方を工夫すると言いましたがやることはいたって単純です。
各トレードに「過去検証記録」のタグをつけて記録するだけ。
それ以外は普通のトレード記録とほとんど変わりません。

①タグの作成
リアルトレード、トレードシナリオなどの記録データと区別するために専用のタグを作成します。
「過去検証」だったり、「過去検証記録」としておきましょう。

②トレードを一個一個記録する
過去チャートを見ながら記録を取っていきます。
記録項目
- 日付
- 獲得pips
- タグ
- コメント
- チャート画像
枚数、収益(円)は過去検証の記録には関係ないので空欄でOKです。

タグをつける時は、必ず①で設定した「過去検証記録」のタグにチェックを入れましょう。

画像の取り込み手順
1.チャート上にエントリーポイントと決済ポイントをマークします(下の画像はmt4)。

2 . 画像をクリップボードにコピーします。
3 . 日々トレ FXの新規作成(編集)画面の「追加」ボタンをクリック

3. パネルが追加されるので、「クリップボード」ボタンをクリック。

4. チャート画像のプレビューが表示されます。

時間足同期ツール「ShiftChart」
複数時間足のチャート画像を記録する際は、「ShiftChart」を導入しましょう。
エントリーポイント(もしくはその近所)に赤い縦線を移動させると、ほかの時間足も
赤縦線に沿って同期します。
エントリーポイント付近で上位足、下位足のチャートがどうなっているかが簡単に分かります。

入力が終わったら、「保存」ボタンをクリックしてください。1トレード分の記録が完了です。
後はこの操作を必要分繰り返してください。
③過去検証記録の振り返り
記録した検証データを振り返りましょう。日々トレ FXの検索機能を使うことで、「過去検証」に絞った振り返りができます。リアルトレードの記録と混じることがないので大変使いやすいです。
振り返り手順
1.検索条件を入力してください。タグ条件式には①で作成した「過去検証記録」に準するタグを含めてください。(必要なら論理式検索で条件追加)

2.検索ボタンをクリック。トレード一覧が表示されます。

3.見たいトレードを選択してください。
別ウィンドウでトレードの詳細画面が開きます。
さらに、前/次ボタンで閲覧トレードの移動ができます(Ver.2.0以降の機能)

4.トレード内容を修正したいときは「編集」をクリックしてください。
タグを追加したい。上位足の画像を追加したい。気づきをコメントに残しておきたい。など

④エクセルテンプレートで分析
集めた過去検証データから勝率などの統計値、資産曲線グラフが作成可能です。
下の画像は通貨ペアごとの成績を比較したものですが、こんな感じで勝ちパターン、負けパターンを数値データで可視化できます。
エクセルテンプレートを使用します(日々トレ FXとセット販売)。

操作方法はとても簡単。エクセル初心者でも問題ありません。